シトロエンの代名詞でもあったハイドロニューマティックサスペンションはあえて採用せず、フロントにマクファーソンストラット+コイルスプリング、リアにトレーリングアーム+トーションバーでセッティングされた足回りは、ドイツ車ほど固くなく、しかしイタリア車ほどソリッドでもなく、プジョーやルノーほど猫足テイストでもない、独創的かつ快適な乗り心地を実現しています。前後ウインドウの傾斜を強めて、リアにショートタイプのノッチを設けた5ドアボディも含め、エグザンティアを思わせる高水準な造りは欧州で絶賛されました。しかも経済的で控えめな1600cc直4SOHCエンジン(90ps/5600rpm)が好マッチングで、誰でも乗りやすい、誰にでも親しみやすいキャラクターが、隠れた名車たる所以なのです。